4日目は長野県から名古屋へ
今日は予定していた志賀草津道路が凍結で通行止のため、国道299号線麦草峠をメインとした。

339キロ、7時間39分。
天気は快晴。気温8℃
出発前に荷物をバイクに積んでいたら、浴場であった上田西高校のサッカーメンバーが通りがかり、元気に挨拶してくれた。
気持ちのいい清々しいメンバーだ。
(後日ネットで調べたところ惜敗。今後に期待。)
今日も快晴、やや風が強い。
コロナ自粛明けの土曜日なので、バイクが多い。
長野インターから県道35号線へ
片側一車線の山道。
長野市が一望できる。
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名もない県道だが、カーブやストレートが混在するいい感じが続く。
20キロくらい山の中を走ったが、車は少なくバイクとは一台も遭わなかった。
山を下ると、あのサッカー兄ちゃんたちの街、上田市に入った。
一日目に走った軽井沢に抜ける爽快な道を暫く走行。
浅間山が見えるこの道はバイク族(族といっても反社ではない。お◯さん集団)が多い。
二日目の凍てつく寒さだった群馬の金精道路のようなマニアックな場所は一人が多いが、メジャーな観光地は集団が多い。
やはり極めていくと、周りがついて来れなくなるのか、それとも自らが周りを排除するのか…なんて考えながら小諸市内へ
街を過ぎ、八千穂高原から麦草峠につながる国道299号線に入ると、一気に山道になった。
八ヶ岳を横断する国道でタイトなコーナーが続き二輪に限らず四輪にも人気が高い。
ドリフト族がつけたのかタイヤのブラックマークがコーナーに多く付いている。
麦草峠は国道の中で全国で二番目に標高が高い。ちなみに一番は国道292号線(志賀草津道路)の渋峠。今日、通行止で行けなかった志賀草津道路の渋峠だ。
ほとんど交通量はなかったが、麦草峠手前でバイク族が前に走っていたので後ろに着くのを嫌って休憩場に立ち寄った。
休憩所には逆コースから上がってきたバイクが何台かとまっていた。
標高2000メートル弱の休憩所から見る空は青が濃い。
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休憩所を出発した直後、天候が悪化した。真っ黒の雲が太陽を遮り、チラホラ雪が……
標高が2000メートルともなると道路際に雪が積もり冬山だった。気温はどんどん下がり冬用の手袋では指先が痛い。極寒用の手袋を持ってくればよかったと後悔した。
標高2127メートルの麦草峠では天候が回復して青空が広がった。
ちなみに名古屋から見える伊吹山は標高1377メートル、恵那山は標高2191メートルである。
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ここからは蓼科まで下りが続く。温度も徐々に上がってくるので幸せだった。
蓼科から上がるメジャーなコースを次々とバイクが上がってくる。中には薄いジャンバーの秋スタイルのライダーもいた。この先、雪なんて頭の片隅にもないだろう…
下界は暖かくて天国だった。
いい感じの畑が広がっていたのあぜ道に入り休憩。
走ってきた尾根が見渡せた。
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まるで北海道のような風景が広がる。
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ここでもいい写真が撮れた。
途中、東京から撮影旅に来ている高齢のお父さんが声をかけてきた。
一人で、軽乗用車に乗ってあちこちを撮影旅行しているとのこと。
田んぼの中でカメラを構えている自分を見かけて、わざわざ車を停めて声をかけてくれた。
一人旅をしている人は、他人との距離感を保ってくれる人が多い。
このお父さんもそうだった。
一人旅が好きだけど、人間嫌いではないので、こんな出会いは嬉しい。
この先、諏訪湖あたりからは勝手知ってる道なので、ひたすら名古屋に向かって走るのみ。
国道19号線を南下。どんどん気温が上がってくる。
午後7時に自宅に到着
全く雨に降られず、天候に恵まれ、いい旅だった。
行き損ねたところは、暖かくなったら行こう。
(10月23日)