我慢の毎日

梅雨明けと同時に連日の猛暑

8月に入ると猛暑は酷暑へ

相変わらずコロナは猛威を振るい、まん延防止措置やら宣言が繰り返される。

ドローンを飛ばすこともできず、自宅待機の日が続いた。(これは引きこもり?)

私的なことでは、高齢の母親が8月に入ってすぐ入院し、その準備やら手続きに追われる毎日が続いた。

 

中旬になってようやく落ち着いたので、お盆が明けたら活動を再開しようと準備した。

(熱中症対策のために購入したファン付きアウター)

しかし雨が止まない。もう2週間以上も降り続く梅雨のような雨

あれほど暑かった気温も、夏が終わるかと思うほど下がり、ファン付きアウターは果たして活躍できるか?なんて変な心配をしている。

 

ちょうど長雨が始まった頃、我家のコーヒー豆は底をつき、晴れてる間に行けばよかったと後悔しながら、いつもの山奥カフェへ向かった。

雨が降っているので、流石にバイクではなく車で行くことに。山に入ってから窓を開けると、雨の匂いと森の匂いがたまらなくよかった。

落石の注意ってどうすればいいんだろう。って思いながら峠道を攻めながらカフェに到着

お客さんはおらず、マスターは静かにコーヒー豆を選別していた。映画の一コマのような光景だった。

雨音と年代物のレコードが奏でるアナログなジャズピアノのコラボが心地よい。

いつものコーヒーと豆を注文して、まったりした時間を過ごす。

 

昔、自分が手伝っていた老舗のジャズバーのコーヒーは抜群に美味かった。

そのジャズバーは1958年オープンの小さな小さなバーで高齢のオーナーが一人で切り盛りしていた。ライブのある日は自分が手伝いに入り、オーナーは酒とコーヒー、自分はその他もろもろ(その他もろもろは皿洗いから賄い飯まで滅茶苦茶忙しい)が担当だった。

オーナーが亡くなって店は58年の歴史に終止符を打ち人の手に渡った。

CA3F0183

 

大好きだったジャズバー

大好きだったオーナー(親しい人はパパと呼んでいた)

 

この店に豆を卸していたのがマスターだった。

 

実は、マスターとバーでは一度もあったことがない。オーナーが亡くなってから娘さんに豆の卸元を教えて頂き、山の中へ訪ねたのがきっかけだった。

誰もいなかったので、昔話しをしながら穏やかな時間を過ごした。 

このカフェのレコードは、亡きオーナーから譲り受けたもので、店内はジャズバーと同じ空気感が漂う。

  

まだ暫くはコロナに翻弄される日は続くだろう。

ワクチン接種は完了したので、とりあえず安全圏内に入ったと思っていたが、変異株がこれだけ猛威を振るっていると安心はできない。

移動自粛で県外へ行けない。秋の紅葉までには収束して欲しいが、どうも無理そうだ。

11月と12月にミュージシャンのサポートで富山県の黒部と静岡県の下田へ同行する予定だが、これも怪しくなってきた。

今は、家の中でできることをやるしかない。

以前から気象に興味があり関連書籍は持っている。ドローン資格を取った時も授業があり、もう一度ゆっくり勉強をしようかと思っている。(怪しい決意表明…)

今月は“緊急事態宣言“から“まんぼう“へ

6月は「緊急事態宣言」から「まん延防止等重点措置」へ移行した。

しかし身近な現状は、コロナより梅雨空に翻弄されている。

  

朝、出かけに「午後からところにより雷をともなった雨が降るでしょう」との天気予報を耳にして空を見渡す。う〜ん。嫌な雲が流れてるなぁ。今日はやめよう。

しかし1日雨が降らなかったどころか、昼から天気が良くなった。

次の日。

同じような天気と同じような予報。でも昨日のことがあったから荷物を車に乗せ出発しようとしたらポツポツと…

やめたら前日と同じように昼から天気が良くなった。くそっ!(品がない)

三日目。

またまた同じような天気と同じような予報。今日こそはと出かけてドローンの飛行準備をしていると遠くから雷の音、5分後、真っ暗になり土砂降りの雨になった。あ〜あ⤵️

そんなことを繰り返した1ヶ月だった。

出かけて雨が降ると、「ついてないなぁ」って苦笑いで済ますし、来たこと自体にそんなに後悔を感じないけど、迷って行かなかったときは「行けばよかった」といつまでもうじうじと後悔が後をひく。

己の性格から、これからは迷ったら「行く」っていうのを基本にしよう。と今頃気がついた。(半世紀以上生きているのに気付くのが遅い)

そんな訳で、朝から雨降りだとホッとする。

雨の日は国交省に報告する飛行実績を作成したり、撮影ポイントを調べたり、結構やることはある。

先日、雨の日が続いたので前からやろうと思っていたテントの修繕をした。

春から秋の季節では、小型ドローン とテント持参でバイクで移動することが多く、愛用しているテントは20年以上使っている。ポールの中のショックコード(ゴム)が伸びて交換が必要になるくらいで、そんなにメンテナンスが必要になることはない。

今回は生地の縫い目に貼ってあるシームレステープ(防水テープ)の貼り替えをおこなった。

剥がれたテープが垂れ下がり幽霊屋敷状態
こんな感じ

古いテープを剥がして新しいテープを貼るといった簡単な作業だけど、やってみると結構むずい。

完成

最近はアウトドアブームでどこのキャンプ場も立派になった。

景色が良くて人が少ない。基本的にトイレがあって、シャワーがあれば尚いい。って感じでキャンプ場を探す。

予約不要の質素なキャンプ場が多かったが、昨今のブームで近郊のキャンプ場は整備され、場所がいいところは混み合い予約が必要となった。

また料金設定がグループキャンパーを基本として考えているので、ソロキャンパーには費用がメチャ高くなることが多い。その値段なら安い宿に泊まった方がお得なこともある。

    

そんな中でも低料金や無料のめちゃくちゃ綺麗なキャンプ場もあるので、雨の日で外活(外での活動の略、勝手な略語)ができないこの梅雨の時期にしっかりネットでリサーチをすることが重要。

雨の日も無駄には出来ないのだ。

梅雨の合間の晴れ間は、空気が雨で洗われているので綺麗な青空になることが多い気がする。

ただ、地上は蒸し暑く虫がブンブン飛び回っている。

まだまだ梅雨は続く…

“まんぼう“と“緊急事態宣言“

5月は「まん延防止等重点措置」で突入し、GW明けには「緊急事態宣言」へ移行、更に記録的な早さで梅雨に突入したこともあり、思うような活動はできていない。

密を避けるとなると行くところは、ドローン練習場の「たけのこの森」しかない。人はいないしドローンも飛ばせる。もってこいの場所だ。亡き父に感謝。

雑草が元気よく成長する時期でもあるので、草刈りなどの環境整備と初心にかえってドローンの基礎練習に励むことにした。

〜 〜 〜    

今月の数少ない記憶に残った出来事をダイジェストで掲載

〜 〜 〜

年2回収穫できる茗荷が順調に育っている。

梅雨明けの初夏に収穫予定

〜 〜 〜

草刈り機やチェーンソーの整備などで使っている小ぶりのバケツ。何年か前に物置に中にあって使い勝手が良いから色々使っている。

今まで気がつかなかったけど、さくら組って書いてある。更にその横に自分の名前が書いてあるような・・・

ひょっとして自分が幼稚園で使っていたもの? そうなると50年以上前? びっくりと感激!

〜 〜 〜

静岡県境あたりの太平洋へ海の画像を撮りにバイクで行った。

名古屋は天気が良かったのに、風は強いし雲は出てる。結局ドローンは飛ばせず、仕方なくおにぎりを食べ始めたら、強風で飛んできた海砂でジャリジャリに・・・ 散々な一日だった。

〜 〜 〜

スーパームーンの皆既月食は見られなかったが、その翌々日の夕日は綺麗だった。

身近なところに美しい風景があることを再認識した。

緊急事態宣言は来月20日まで延長され、まだまだ行動制限の日々は続く。

来月は日常の中で見落としている何かを見つけよう。

気になっていた山に登ってみた

バイクで恵那方面に行く時、いつも気になる山がある。豊田市の藤岡あたりの国道沿いで、頂上に櫓のようなものがある。たいした標高ではない。

通るたびに、今度登ってみよう。と思いつつすぐ忘れ、すでに4、5年経つ。

何故気になるかっていうと、あの頂上なら近場の三国山や猿投山、遠くの御嶽山や恵那山が一望出来そうで、ドローンを飛ばしたらいい映像が撮れるのではないかと思ったからである。

4月の初旬、恵那に行く途中に通りかかり「あっ!」と思い出し、時間に余裕があったので意を決して登ることにした。

  

山の裾をぐるっと回ったら、登山口を発見

秋葉山っていうんだ。っていうことは火の神様が祀ってある?

単車を置いて登山道へ

  

最近、雨で登山道が崩れたようで修復の跡が随所にあり地元の人たちが大事にしている様子が伺えた。道を進めていくとサバイバルちっくないい感じの登山道になっていった。

  

20分ほど登っていくと頂上にたどり着いた。

  

下から見えた櫓は展望台で、その横に可愛らしい祠があった。

標高が低いこともあり、御嶽山や恵那山は見えなかったので、ドローンフライトは見合わせた。

素朴な感じの集落

特徴のある山ではなかったが、ここには、柔らかな空気と草木や花、鳥の囀りが聞こえる懐かしさいっぱいの空間があった。

  

名古屋の空と違って、広々とした空が広がっていた。

季節ごとに来てみたい山、みっけ!

春到来

ドローン飛行場の森に爽やかな春が到来した。

うぐいすが鳴き、

たけのこも例年より早く顔を出した。

ちょっと探したらこんなに 

たけのことの戦いが今年も始まった。他っておくと厄介なたけのこ。あっという間に森は竹林になってしまう。5月中旬までは目が離せない。

あとは雑草や熊笹。これも他っておくと大変。育つ前に刈り取るのが鉄則。

春の到来はうれしいが、虫はいない、雑草は生えない、冬の方が気持ちは楽かな…

木曽路

乗鞍岳の撮影に出かけた。

朝、6時に出発。春日井インターから高速で行こうと北上したが、急ぐ必要もないことに気づき、たまには地道で行くことを決断。

何年ぶりだろう。国道19号線をトコトコ行くのは…

所々バイパスがあり、多治見、土岐、瑞浪、恵那、中津川と順調に車は進んだ。

木曽谷に入ってからは、早咲きの桜、雪をかぶったアルプスの山々が見え、爽快なドライブが続いた。

最初の目的地は、野麦峠周辺。

藪原から国道19号をそれ県道へ

思ったより山に春が訪れていた。雪はほとんどない。

県道から更に枝道を進むと、雪溶け後の山林整備の真っ最中

車はこれ以上無理なので、長靴に履き替え、機材を持ち、ドローンを背負い、徒歩で進むことにした。

作業中のお兄さんに、「所々地面が緩んで木が倒れてくることがあるから気いつけるだよ。」と優しい言葉をかけてもらい、いざ雪道へ

   

雪溶けが予想より進んでいた。

  

熊出没注意だよなぁ… まじで

熊よけのラジオをかけながら汗だくになり20分ほどで目的地に到着。

 

んっ!乗鞍岳が見えない! …嫌な予感

ざわつく気持ちを抑えながら、ドローンをセットして離陸

高度を100メートルまで上げたが、やはり見えない。全然面白みのない山々しか見えない。

  

その昔、乗鞍岳が綺麗に見えたのは幻だったか…

仕方なく下界の様子を撮影

DCIM\100MEDIA\DJI_0020.JPG
DCIM\100MEDIA\DJI_0023.JPG

早々に撤収を決断して、雪道を汗だくで戻る。それにしても暑い。

途中の雪溶けの森は綺麗だった。

県道を上高地方面に走らせる。

枝道の更に枝道に入ったが、道には雪はなかった。

目的地近くまで来たら乗鞍岳が見え始めた。

今度は大丈夫そうだ。

車から機材をおろし、林の中を進む。

   

風もなく空は晴れ渡り正面は乗鞍岳。

綺麗だ。  

  

まずは拠点づくり

風もなく穏やか。ドローン飛行には最適な気象状況の中で離陸

高度を挙げると、青空の中に探し求めた乗鞍岳のパノラマが広がる。

絶景。

DCIM\100MEDIA\DJI_0035.JPG

満足できる写真が撮れた。

奥に進むと小さな池があり、そこに映る逆さの乗鞍も絶景。風があると鏡のようには映らない。

今日は微風。湖面は若干のさざなみが漂っている。

風が止んだ一瞬がシャッターチャンスだ。

  

待つこと3時間。撮れた写真がこの一枚。

完全無風では無かったが、出来は上々と自己評価。

   

気分はご機嫌、軽やかに山道を下り帰路についた。

途中、木曽福島の温泉に立ち寄り、またまた地道で名古屋に戻った。

地球温暖化の影響を証明するかのように、桜の開花も、雪解けも以前より早まっている。手放しで春の到来を喜べないなどと、珍しくも環境問題に思いを馳せらせた。

天候に恵まれ、気持ちのよいドローンフライトと満足の出来る撮影、そして地道の魅力を再認識した一日だった。

椿の花

森の椿が咲き始めた。

DCIM100MEDIADJI_0124.JPG

長崎江島は椿がたくさん咲いていた。

今年もきっと咲き誇っているんだろうなぁ…

椿、ブルーベリー、綺麗な海と空、天の川、羊牧場…

距離は遠くても近い江島だったのに…

春の浜名湖

水曜日

撮影のためドローンを担ぎバイクで浜松へ

依頼の撮影を早々に済ませ、天気がいいので浜名湖へ

目的地は、その昔バイクで峠をせめていた時に見つけた、奥浜名湖を一望できる公園

そこは、迷路のような峠道の先にありあまり知られていない。思ったとり誰もいない。

昨日までの季節外れの陽気から一転、朝から冬の空気が入り込み冷え込んだので空気は澄み視界がいい。

DCIM\100MEDIA\DJI_0113.JPG

海抜何メートルかの山の頂上からの離陸なので、高度をあげると風が強く吹いていた。

DCIM100MEDIADJI_0120.JPG

穏やかで美しい浜名湖が撮影できた。

うねうねした山道をくだっていくと、満開の桜が目に飛び込んできた。

みかん畑の中に堂々と咲く一本の桜。

そんな桜を見て、ふと東日本大震災直後に復興支援で行った岩手県の桜を思い出した。

瓦礫の中で咲く凛とした一本の桜

桜は、どんな時でも人々により添い、包み込む暖かさと力強さを持ち合わせている。

コロナでざわざわしている気持ちが、ひと時落ち着いた。

ドローン技術交流会

週末の土曜日、三河の山あいで行われたドローン技術交流会に出かけた。

参加者は資格取得で通ったドローンスクールの出身者がほとんどで、農薬散布用の機体や小型飛行機のような珍しい機体が持ち込まれた。

農薬散布機体

ドローンサッカー

球体のガードの中に機体が取り付けられている。

ぶら下がっている輪っかを通過することでポイントが得られる。

ドローンサッカーは楽しく操縦技術の向上につながる。

飛行機のような不思議なドローン

垂直に上昇し、その後水平飛行に移行する。

着陸

奥が深いドローンの世界

まだまだ井の中の蛙であることを痛感した。

仲間と語り、教えを乞い、操ったことのない機体を操縦した楽しく充実した一日だった。

今、ドローンは物流の世界などで注目を浴びているが、その操縦士は決して引く手あまたではない。

そんな環境の中、各自が持っている情報を交換しあえるこのような交流会は貴重だ。

開催してくれた方々には感謝の気持ちしかない。

ありがとう

狂風注意

2月になってしまった。

1月はブログ更新ゼロ

コロナの影響で引きこもり、よくいえばリモートの毎日でネタがなかった。

先日、緊急事態宣言下ではあるが三重県へ

撮影環境の事前調査で誰にも会わないので良しとして出発

天気予報では、晴れるが海沿いは強風に注意って言っている。

名港汐見インターから伊勢湾岸自動車道へ

ん?横風注意?

そんなもん、どう注意したらいいんだ?

なんて悪態をつきながら本線へ (だから、このあとバチが当たるのだ)

  

この区間は名古屋港沖のいくつかの橋によって三重県へ繋がっている。

かなり高度のある橋だ。

加速車線をグーンと速度を上げ本線に入ろうとしたら、今まで経験したことの無いような横風が・・・・

でもまだこの時点では、風に負けるな!えーいい!とアクセルは強気の全開。

本線に入って最初の名港中央大橋まで加速を続けたが、北から吹く強風に左へ煽られ、さらに横をトラックが追い抜いていくと右に吸い込まれる・・・

橋の上は、防音壁もなく吹きっ晒し。風はもっと強く吹き、その方向もあっちこっちから吹いてくる。

ひぇ〜怖い。

速度は減速しすぎると車体が不安定になり転倒しやすくなるので、60キロくらいの速度をキープして前傾、ニーグリップ、肩に力が入ってロボット状態。

左に吹っ飛ばされると壁がないから橋からぶち落ちる〜

何故か頭の中では、テレ東の「ありえへん♾世界」で橋から吹っ飛ばされる自分の姿が放映されている・・・

本当に怖かった。

バイクに乗って40年以上

初めての恐怖体験だった。

なんとか湾岸長島インターに辿り着きほっとしたのも束の間、今度は国道1号線までの道が伊吹おろしをまともに受ける畑の中の一本道。片側一車線なので今度は畑にすっ飛ばされる恐怖に・・・

目的地についた途端、雪が舞い始め、遠く見える名古屋の上空は真っ黒な雲。

帰り道は、風ではなく舞う雪と寒さとの闘い

車で行けばこんなことはないのに・・・

でも…   やっぱりバイクが好きだ。